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頭は大事だからぶつけないように

私たちは、目で見たり耳で聞いたりしていると思っていますが、正確にいえばこれは違います。
目や耳は、入ってきたものを信号にして送るだけで、その信号を「見た」「聞いた」と感じるのは、私たちの“脳”なのです。

幼い頃から「頭は大事だからぶつけないように気をつけて」と親から言われて育ちました。
学校の防災訓練でも、まず机の下にもぐって落下物から頭を守ります。
私たちは、頭は何やら傷つけてはいけない大切なものであることは分かっていますが、なぜ大切なのかということについては詳しく知りません。
実は、近年まで科学者たちも知りませんでした。

では、どのようにして脳をよく知ることができるようになったのでしょうか。
それは、MRI(核磁気共鳴画像法)が開発されたからなのです。
MRIは磁場と電波を使って体内の画像を撮影する装置で、今まで写すことのできなかった体の断面図を写すことができるのです。
この装置を使って生きている人間の脳の断面図を写すことができるようになり、脳科学という人間の脳についての研究が飛躍的に進みました。
ものを見るとき、音を聞くとき、味を感じるとき、脳のどの部分が働いているのかが分かるようになったからです。

脳科学は、私たちの日常生活にも密接に関わっています。
逆に言えば、生活のさまざまなシーンで脳科学を活かすことができるということです。
あの色を見ると落ち着くとか、この音楽を聴くと癒されるなどの感覚的なものはもちろん、勉強のし方から育児のコツまで、脳科学へのアプローチは無限大なのです。
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